3DCG映像の伝達力

製品紹介や建築・設備の可視化、採用動画の演出など、3DCGは映像に奥行きと説得力を持たせる“伝わる表現”として活用されています。
ツクリテラの現場でも、実写に3DCGを取り入れることで
「伝えにくい部分を直感的に見せる」演出を数多く手がけています。
今回は、
- 3DCGをどんな場面で使うべきか?
- 実際に3DCGが活きるシーン
- 映像と組み合わせる際の注意点
などについて、事例とともにお話しします。
1. 3DCGが映像に加える「もう一段階の伝達力」
実写では映しにくい内部構造や動きを、3DCGなら自由自在に表現できます。特に、機械構造や化学プロセスなど
- 可視化しにくい製品の中身
- 稼働する設備・装置の動き
- 未完成の建築や製造ライン
を視覚化することで、理解しやすく、説得力のある映像になります。
🔹 3DCGで可能になる3つの表現
- 見えない構造の解説
断面図や断裂CGで内部構造を可視化。 - 製品・設備の動き
回転、分解、フローなど“動き”をアニメーション化。 - プロトタイプのプレゼン
竣工前の建物や未発売の製品をイメージ映像で紹介。
2. どんな映像に3DCGを入れるべき?
目的によって、3DCGの有用性は大きく変わります。以下の場面では特に効果的です:
- 社内外向け技術資料
数式や設計図では分かりづらい構造をCGにして視覚化。 - 設備紹介動画
現場撮影では見づらい部分の動きを補完。 - 新製品発表映像
未発売製品の質感や操作感をイメージで提示。 - プロモーション・マーケティング
インパクトと説得力ある映像で“伝わる訴求”を実現。
3. 映像とCGを自然につなぐために大切なこと
実写とCGを違和感なく組み合わせるには、次の3点が重要です:
- コンセプトに合ったアートディレクション
光・質感・モーションなどが実写と馴染むよう設計。 - 尺や構成との調和
CGシーンが映像構成の核になるよう意図的に設計。 - スムーズな編集設計
カット割り・トランジションでCGシーンが自然に挿入される演出。
4. 3DCGだけで終わらせない「伝わる映像」作りのポイント
CGはあくまで“伝える手段”です。ときに抽象的な表現やデフォルメ、モーショングラフィックスとの融合が、わかりやすさと印象の両立に役立ちます。
実際の活用例
- 実例① 工場設備をCG+実写で紹介 → 潜んでいる“動き”が伝わり、営業資料として活用
- 実例② 採用映像でCGを使用 → 「自社の技術力」に説得力と楽しさを加え、学生層への印象を向上
5. まとめ+ご相談について
3DCGをうまく使えば、映像の伝達力はさらに高まります。しかし、使うかどうかより「使うべきかどうか」が重要です。
・見せたい内容は何か?
・リアルとCGをどう組み合わせるか?
・目的に応じた最適表現は何か?
こうした点を踏まえて、映像構成全体を設計できるのが、ツクリテラの強みです。
「3DCGがうまく活きる映像にしたい」と思われたら、お気軽にご相談ください。映像+CGの相乗効果で、“伝わる”映像を共につくっていきます。
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