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映像考

映像、高くない?

映像制作って、難しそうに見えて意外と身近なものです。

今回は「たかだか映像ファイル1本が、なぜそんなに高いのか?」というテーマでお話しします。

どうも、藤田です。

「動画って高くない?」の疑問に、しっかりお答えします。

初めて映像制作を検討する方からよく聞かれるのが、
「数分の映像でこの金額?」「納品されたのは動画ファイル1本だけなのに…」という率直な声です。

たしかに、納品物としてはMP4などの動画ファイルが1つ届くだけ。
ですが、その1本が完成するまでには、見えない工程や判断の積み重ねが存在しています。


映像の価値は「設計」にある

映像制作は、「企画構成」「撮影」「編集」「納品」の各フェーズで成り立っています。

このうち最も大切なのが、冒頭の「企画構成」フェーズ。
誰に向けて、何を伝えたいのか。目的に合わせて最適な見せ方を設計する作業が、最終的な完成度を左右します。

たとえば「採用動画を作りたい」と言っても、

  • どんな人材を求めているのか
  • 企業の強みや空気感はどこにあるのか
  • 他社とどう差別化するか

といった要素を、映像に落とし込む設計が必要です。

この設計がなければ、いくら撮影しても、意図が伝わる映像にはなりません。


撮影は「ただ記録する」だけではない

撮影=カメラで撮る、というイメージがありますが、実際には以下のような準備と判断が求められます。

  • ロケ地や社内の下見
  • 照明や音声の環境整備
  • 出演者への演出と対応
  • 当日の進行や空気づくり

特に社内インタビューでは、普段通りの姿を引き出すのが難しい場面も多く、
空気感の調整や安心感の演出が重要になります。

過去には「今日は空気が硬すぎて、本来の魅力が出ない」と判断し、撮影を見送ったこともあります。


編集は「並べる」ではなく「再構成」

編集作業は、ただ素材をつなげるだけではありません。

多くの場合、1分の動画を作るのに1時間以上の撮影素材を扱います。
そこから「残す・削る・順番・音楽・ナレーション」を検討し、全体構成を再設計する工程が入ります。

ときには、撮影後の方向修正や構成の再提案も行いながら、
「伝わる映像」になるまで、手間と時間を惜しまずに進めていきます。


動画1本=情報+印象+空気のデザイン

テンプレート動画やAI生成など、安価な方法があるのも事実です。

ただ、それらがあなたの会社らしさを“伝えてくれる”とは限りません。
見た目はきれいでも、中身の薄い動画では、効果的な採用や販促にはつながりにくいのです。

ツクリテラでは、伝えたい価値を引き出し、それが伝わるように形にする
そのプロセス全体に意味と価値があると考えています。


「金額に納得できた」お客様の声

ある企業様からは、最初「ちょっと高いな」と思われていたそうですが、
納品後にはこんな感想をいただきました。

  • 「社内プレゼンで活用され、採用活動がスムーズになった」
  • 「展示会でも動画の印象が良く、営業トークがしやすくなった」
  • 「思いをうまく形にしてもらえた」

こうした成果は、“伝える”ことを大切にした映像づくりの結果だと実感しています。


ご相談の段階で迷っていても大丈夫です

「映像にしたい内容はあるけど、言葉にできない」
「自社の魅力って何だろう?」

そうした悩みを抱えたままご相談に来られる方がほとんどです。

ツクリテラでは、言葉にできていない想いを、映像という形にしていくお手伝いをしています。

構想が固まっていなくても、「まず話してみる」ことから始めてみませんか?


動画は“ファイル1本”ではなく、“想いの結晶”

最終的に届くのは動画ファイル1本。
でも、それは単なる映像ではなく、お客様の想いや目的を受け取って形にした結晶だと私たちは考えています。

その映像が、誰かの心を動かし、行動を促すきっかけになる。
だからこそ、一本一本にしっかりと時間をかけて制作しています。

費用に関する疑問があれば、丁寧にご説明いたします。
まずはお気軽にご相談ください。


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